ソラキューブの太陽光発電

太陽光発電比較探検隊

ソラキューブの太陽光発電

初めて耳にした裏面発電という言葉

 

「ソラキューブのパワー(発電力)の決め手は裏面発電にあり!」というので、初めて耳にする裏面発電という言葉にひかれて、どんな製品なのかと調べてみました。太陽光発電に興味のある方ならご存じだと思いますが、ソーラーパネルでもっとも問題視されているのが、「発電力」、「発電量」、そして「変換効率」の3点です。発電量も変換効率も究極のところは発電力に集約されますから、発電力が良いということは、「この製品はどのポイントも従来の太陽光発電にくらべれば上回っている」と解釈することができます。「ソラキューブ パワーL」の最大出力は公称で300W、変換効率は18.3%です。どちらも業界最高レベルの数値です。それを可能にしているのが先に取り上げた裏面発電という仕組みで、同社のソーラーパネルの裏面をみると、そこにもセルが設置してあります。通常のソーラーパネルは表面だけにセルが敷きつめられそこに電極がある設計ですが、裏面発電をうたっているソラキューブ パワーLには、裏表の両面にセルが設けられています。太陽光はソーラーパネルに対して表面にのみ直射日光があたるので裏面にセルを設置しても意味がないように考えてしまいますが、ソーラーパネルに集まる太陽光・太陽熱は、裏側にも反射光としてまわり込むのだそうです。そこで裏側に回り込んでしまった太陽の光を余すところなくキャッチして蓄えるのが、この裏面セルというわけです。

 

両面セルのW構造が太陽光を逃さない

 

同社では裏面セルによって蓄えられた発電エネルギーを「ボーナス発電」と呼んでいますが、この技術革新によって、単純に言えばセルの受光面積は2倍に増えたことになります。ソラキューブ パワーLに使われている太陽電池のセル部分は、シリコン製の薄い基板でできています。表面と裏面双方の受光によって、たとえば夕暮れに差しかかる斜陽時刻の日の入りや冬場の日の出・日の入などでも、太陽の低い位置から斜めに入り込む太陽光を、薄い基盤の両面のセルがキャッチできる仕掛けです。従来のソーラーパネルでは表面の片側セルというのが常識であったため、このような太陽光はセルの間をすり抜けたまま裏側にこぼれ落ち、そのエネルギーは発電につながることはなかったといいます。ソラキューブ パワーLは裏面にも表面と同様の発電素子が設置されているため、表面セルをすり抜けた太陽光まで裏面でしっかり受光し発電につなげることができるのです。

 

住宅密集地でも高いパフォーマンスに期待

 

ソラキューブ パワーLのもう1つの特徴は、薄型を実現することでモジュールの軽量化を果たしているという点です。モジュールの軽量化は屋根の負荷を軽減するだけではなく、ソーラーパネルを載せている建物全体への負荷を大きく削減することができるといいます。軽量化と同時に、変換効率が高いソラキューブ パワーLは、限られたスペースであっても多くの電力をつくり出すことができるようになりました。肌で感じ取ることはできないかも知れませんが、建物は地震でなくても、たえず周囲から伝ってくる揺れに耐えている状態にあります。経年劣化で建物の外壁や門扉などにヒビが入るのは、そうした日常の微振動も影響しています。ソラキューブのメーカーでは、軽量化した自社のソーラーパネルを設置した場合とそうでない場合とでは、10年後の経年劣化の度合いに差が生じてくると言っています。ソーラーパネルのあり方が、住まいの劣化の度合いに影響してくることは、多くの識者からも声があがり警鐘が鳴らされていました。「ソラキューブ パワーLは従来のモジュールと比較して約120%のパフォーマンスを発揮する」というこのソーラーパネル。今後は密集して日照比率の低いエリアや軟弱地盤などで建物の経年劣化に不安が残る地域に対しても、高いパフォーマンスの発電が期待できそうです。